非正規雇用対策とキャリアアップ助成金について
2015-08-30
来年度の厚生労働省の概算要求が8月28日に決まりました。その中で非正規社員の正社員化を
図るキャリアアップ助成金の拡充が発表されました。このキャリアアップ助成金は例えば非正規社員として雇用された
従業員を正社員に転換した場合、1人当たり50万円、(東京都の場合は100万円)支給される助成金です。
国から詳細は発表されていませんが、金額も若干拡充される可能性があります。受給にあたってはキャリアアップ計画を
事前に届けが必要です。近年の助成金はほとんどにあてまる事ですが、申請の為には就業規則への記載が絶対要件に
なります。就業規則が無かったり、古いままだと申請そのものが出来ません。良く申請を希望される企業様で就業規則の為に
申請できないケースが散見されます。従来10名以上の従業員を雇用する場合は作成・届では義務です。
助成金目当てに就業規則を無理やり作るのではなく、従業員の定着の為にも必要です。非正規社員を正規社員へ本当の意味で
検討される場合はこれを機会に整備される事をお勧めします。
←「知らないと損をするマイナンバーの本当の真実」前の記事へ 次の記事へ「社会保険加入促進(未適事業の指導)と正規社員」→